男子板飛込み

 昨年選手権を獲得して、世界水泳でも8位入賞を果たした坂井選手(日本体育大学)が出場する。今年は世界6カ国を転戦するワールドシリーズに参戦しており、より一層成長した世界レベルの演技を他の選手を圧倒するだろう。
 坂井選手の優勝がおおかた予想されるなか、2位以降の争いは全く予想出来ない。昨年1年生ながら2位の新良貴選手(福山平成大学)と3位の関口選手(日本体育大学)の表彰台経験者に、昨年のインターハイ・JO・国体と高校タイトルを総なめにした長谷川選手(日本体育大学)やインターハイ3位の遠藤選手(日本体育大学)と若い力も食らいつく。他にも昨年5位の池田選手(日本大学)や日本選手権8位の千歩選手(日本体育大学)にも注目だ。

女子高飛込

昨年圧倒的な力で優勝した辰巳選手(甲子園大学)が優勝候補だ。しかし、近年急成長中で、昨年、逆立後宙返2回1回半捻りでスーパーダイブを見せた近藤選手(上武大学)がどこまで食らいつけるかが見どころである。他にも昨年4位の岩崎選手(東海大学)や6位の辻原選手(日本体育大学)にも注目だ。
 ラウンドごとに順位の入れ替わりが予想され、最後まで目の離せない試合となるであろう。

 

女子板飛込

 注目選手は、馬淵選手(立命館大学)だ。昨年は一年生ながら優勝候補とされながら、一種目の失敗により優勝を逃した。悲願の選手権獲得に向けた彼女の演技に注目して欲しい。また、昨年選手権を獲得した辰巳選手(甲子園大学)や一昨年の選手権獲得者の辻原選手(日本体育大学)も注目だ。その上位陣に昨年5位の近藤選手(上武大学)や昨年インターハイ2位の坂井選手(日本体育大学)がどこまで食い込めるかも見どころである。
 絶対的な優勝候補がいない中、激しい闘いが展開されそうだ。

 

男子高飛込

 昨年はラウンドごとに順位が大きく変わるという激しい優勝争いが展開されていたが、今年も同様の闘いとなるだろう。
その中で注目なのが、昨年1年生ながら、選手権を獲得した新良貴選手(福山平成大学)だ。また昨年予選をトップ通過しながら、決勝では6位に終わった池田選手(天理大学)のダイナミックな演技や、昨年3位の前谷選手(天理大学)の丁寧さに定評のある演技にも注目だ。そこに昨年インターハイで優勝した大塚選手(日本大学)や3位の荒田選手(日本体育大学)の若い力がどこまで食い下がれるかも見どころである。そして、昨年怪我で一年間競技会に出場していなかった岡島選手(日本体育大学)も今年から復活し、学生選手権までに調子を取り戻してくるだろう。
こちらも誰が優勝するかわからない、最後まで目の離せないハラハラドキドキの試合となるだろう。