“ドラマは北京で終わらない!!”第84回日本学生選手権水泳競技大会の2日目の競技が行われた。
決勝競技では、女子200m自由形で上田 春佳(日本大 2年)が1:58.37の大会新記録を皮切りに新記録ラッシュとなった。
女子100mバタフライでは、加藤 ゆか(山梨学院大 4年)が57秒89。女子200m個人メドレーで北川 麻美(早稲田大 3年)が2分11秒44の日本新記録を樹立した。このオリンピック代表選手2名の活躍を筆頭に、男子100mバタフライで入江 晋平(筑波大 4年)が52.40。女子400mメドレーリレーで山梨学院大学が4:08.16。男子400mメドレーリレーで日本大学が3:37.92のいずれも大会新記録を樹立した。
2日目終了時点の学校別対抗戦の途中結果は、男子は王座奪還を目指す中央大学が、2位の日本大学に1日目同様、牽制をかける。その得点差は45点。最終日の追い上げで4連覇を狙う日本大学は、どのようなレース展開を見せるのかが注目だ。
シードの各大学も、それぞれの目標を達成すべく最終日に全身全霊を賭ける。各大学が巻き返しを狙える位置に付けているだけに、シード校の火花は更に勢いを増すことが予想される。
女子は、初日トップだった近畿大学が3位に転落。山梨学院大学が、トップに踊り出た。鹿屋体育大学は、着々と得点を積み重ね、安定した位置で4連覇を虎視眈々と狙っている。山梨学院大学は、初優勝を目指し王者・鹿屋体育大学から逃げ切れるかが注目である。シード校争いでは、日本体育大学が9位。武庫川女子大学がシード圏内に。しかし、1日目同様、女子シード校争いでは、シード権獲得圏内の大学が混戦状態にある。
最終日には全てが決まる。何が起こるかわからない最終日のレースでどんなドラマが起こるか目が離せない。 |